北千住クリニックの症例写真集


ほくろ(母斑)

ほくろ除去は原則として切除して病理検査に出すことをお勧めしています。切除法は、開放療法(くり抜き法)、縫縮、CO2レーザーなどを状況に応じて使い分けます。下表のようにそれぞれに長所短所がありますのでよくご理解の上受けて下さい。(迷った場合はCO2レーザーまたは開放療法を勧めます)

※当院では単なる整容目的でのほくろ切除は自費診療でも行っておりません。

  ご希望の方は後輩のクリニックを紹介します。

切除方法 切除縫合 開放療法 CO2レーザー
保険適応   一部不可
治療可能サイズ 制限なし Φ5mmまで Φ5mmまで
病理検査 可能 可能 隆起したものは可能
治癒期間 約1週間で抜糸 2~4週間 2~6週間
再発の可能性 ほとんどなし ほとんどなし あり
下顎のほくろ

下あごのホクロを切除し、単純縫縮.術後1週で抜糸.

赤みは徐々に改善し,4か月で満足いく結果となりました.


頭部のほくろ

頭皮にできた隆起性の母斑。全層で切除縫合すると傷跡(瘢痕)がハゲます.再発のリスクはありますが,毛根を残して隆起部分のみ切除すれば,約2週間でどこを取ったかわからなくなるくらいきれいに治ります。


上口唇のほくろ

鼻下(上口唇)のホクロ大きいので切除法に悩みましたが、くり抜いたあと「巾着」状に縫縮しました。10日後に抜糸。初めは赤みがあり、中心部が凹んでいましたが、3カ月後には赤みもなくなり整容的に大変満足いく結果となりました。


鼻わきのほくろ
鼻わきのほくろ2
下まぶたのほくろ

下まぶたのホクロはCO2レーザーのいい症例。

その理由は、

1)切除すると変形をきたすことがある

2)治癒が早い 


右頬のほくろ

粉瘤(アテローマ、epidermal cyst)

耳後ろの粉瘤

粉瘤は顔や背中に多くできます。

中心に詰まった毛穴があるのが特徴ですが、ないこともあります。

 

小さければ自然に無くなることもありますが、私の経験上、5mmを超えると自然に消える可能性は少なく、徐々に大きくなるか、膿んできます。つまりある程度大きくなったら、膿む前に袋ごと摘出するのが賢明だと思います。

 

 

 

←手術動画がご覧いただけます.苦手な方はクリックしないで下さい.

(18歳以上に限定しています)


<化膿していない粉瘤>

背中の粉瘤

化膿してないければ,袋ごときれいに摘出し,キズを縫い合わせます.出血の状態によってドレーン(血抜きのチューブ)を留置します.チューブが抜ければ抜糸まではご自宅で処置できます.1~2週後に抜糸して終了です。


<化膿している粉瘤>

化膿した粉瘤



「切開排膿」処置を受けたあとどうなるか?  

↓↓3通りの経過をたどります↓↓

 

いったん膿むと、軽度の場合は抗菌薬で経過をみることもありますが、多くの場合は局所麻酔下に「切開排膿」が必要になります。

 

他院では切開したキズの中にガーゼを詰め、ほぼ毎日通院してガーゼを交換するところもありますが、当院では週1回程度の通院で結構です。キズの中にガーゼを詰めることはほとんどありません。

 

化膿が落ち着いたら上の写真のように「化膿していない粉瘤」として,改めて袋の残骸を取る手術をします。つまり膿むと、痛いし、通院も大変、2回手術料がかかり、醜いキズを残しやすくなります。


外傷性粉瘤

外傷性粉瘤

粉瘤は毛穴のない手のひらや足の裏にできることはありませんが、例外的にイボやケガなどで表皮がめり込むと粉瘤を生じます。

 

「目」があり痛みを伴うのでウオノメとの鑑別が必要です。

 

 

 

 

 

足底の粉瘤では,手術せずに摘出する方法も可能です.詳細はお問合せ下さい.院長の論文が海外医学ジャーナルに掲載されています.

(Morioka D, Nonsurgical enucleation of plantar epidermal cysts using salicylic acid plaster. Dermatol Ther 2020; e13879)


脂肪腫(lipoma)

腕の脂肪腫

 

粉瘤と混同されやすい腫瘍。化膿することはありません。粉瘤との鑑別点は皮膚との癒着があるかないか。四肢にできるものは被膜に包まれていてプリっと出てくることが多い。一方、体幹にできるものは、被膜形成に乏しく、周りの皮下脂肪と境界不明瞭で手術に時間がかかり、完全摘出が難しい場合もあります。重要な神経や血管を巻き込んでる場合は深追いせず、部分切除にとどめることもあります。



当院では「チューメッセン法」という特殊な局所麻酔法で脂肪腫を摘出しています.これは薄い麻酔薬を脂肪腫そのものにたくさん注入して脂肪腫を膨らませて取るという方法で,大きな脂肪腫も外来手術で摘出することができます.

当院では最大23cm(子供の頭くらい)の脂肪腫を約80分で摘出することができました.2016年に英語論文にまとめています.


石灰化上皮腫(calcifying epithelioma )・毛母腫(pilomatricoma)

石灰化上皮腫は毛母由来の皮膚良性腫瘍で,10代に多く見られます.当院に来られる小児のできもののほとんどがこれです.小児では顔にできることが多く,成人では四肢に多く見られます.通常は1-2cmの固い腫瘤として触れ,虫刺されや外傷がきっかけとなる場合もあります.自然治癒することはなく,化膿する場合もあるため早めの手術をお勧めします.

脂漏性角化症(seborrheic keratosis)

加齢や紫外線などが原因となってできる皮膚の変化です.以前は「老人性いぼ」と呼ばれていましたが,早ければ20代から出現することもあるため,現在は「脂漏性角化症」と呼ばれます.

 

「悪性が疑わしい」など医学的に必要な場合は保険診療が可能ですが,多くの場合は「保険外診療」となります.

 

液体窒素で焼くことも可能ですが,取れた後に色素沈着や脱失を起こすことがあるため,局所麻酔下にCO2レーザーを使って除去します.下の写真のようにたくさんある場合は麻酔テープを使って数回に分けて除去しました.


血管拡張性肉芽腫(pyogenic granuloma)


額の血管拡張性肉芽腫
親指の血管拡張性肉芽腫

 

小さな傷から細菌が入り化膿すると、血管が異常増殖することがあり、「血管拡張性肉芽腫」と呼ばれます。

 

強めのステロイド軟膏で退縮することもありますが、CO2レーザーで焼灼する方が早く治ります。


血管腫(hemangioma)


陥入爪・弯曲爪(ingrown toe nail)

            ↑フェノール法↑

不良肉芽を伴う陥入爪
陥入爪

           ↑根治術↑

陥入爪手術(フェノール法)

指の根元にブロック注射をして、指1本に麻酔をします。そこまではどの手術方法も同じ。麻酔後、原因になっている爪の外側を取り、爪の根(爪母)をフェノールという薬品を使って腐蝕させます。肉芽があれば電気焼灼します。世界中でその効果が認められていて、再発率は5ー10%といわれています。若干化膿していても手術可能なのがフェノール法のいいところ。術後の痛みが少なく日常生活でも安静に気を遣うことはあまりありませんが、「ジクジク」が長く(約1か月)続くことがあります。最近はフェノールよりも治癒期間の短いトリクロル酢酸を使っています.

 

根治術(児島法)

指の根元へのブロック注射はフェノール法と同じ。麻酔後、原因になっている爪の外側を取り、爪の根(爪母)も切除します。爪母を取り残すことなく切除できれば再発はほぼありません。フェノール法と違って創部は縫合します。約2週間後に抜糸します。感染している(爪囲炎)場合,この方法は行いません.私の経験上、再発率は約5%です。


ワイヤー矯正

Pincer nail タイプの巻き爪では手術より形状記憶合金ワイヤーを用いた矯正を勧めます.保険適応外ですが,ワイヤーを独自ルートで入手しているため,格安で提供しています.

肉芽形成など炎症を伴っている場合でも施術可能です.


先天性耳瘻孔(preauricular sinus)

生まれつき耳に穴があいていることがあります.両親のどちらかにある場合もあります.穴だけで何事もなく一生過ごすこともありますが,多くは深いトンネルになっており耳介軟骨に達しています.

 

老廃物が溜まると化膿を繰り返す場合は手術が必要です.色素を注入してトンネル内部を染めてから,取り残さないように摘出します.

 

小児では全身麻酔下手術となりますが,10歳くらいになれば当院で局所麻酔下に摘出することも可能です.

 

 


耳の形成術(otoplasty)

先天的な耳の奇形や、柔道耳、ピアスによるトラブルにも対応しています。

軟骨ピアス後に生じたケロイド
立ち耳
外傷性耳垂裂

 

 

ピアス後に化膿などが原因となって,ケロイドを生じることがあります.胸や肩に生じるケロイドと違って,耳たぶに生じたケロイドは単純に切除しても再発する可能性は低いと言われています.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立ち耳やコップ耳などは日本はじめアジア諸国では正常か,むしろ「かわいい」とみなされていますが,欧米や中東では「からかい」の対象になったり,忌み嫌われたりします.当院院長はパレスチナやイラクで多くの手術経験があります.

 

 

 

 

何らかの原因で,ピアス穴が裂けてしまうことがあります.多くの場合は修復できます.同時にピアス穴を作ることもできますので,ご相談下さい.


難治性皮膚潰瘍(糖尿病性壊疽、褥瘡など)

糖尿病による潰瘍

糖尿病は長期間治療を怠ると皮膚に様々な障害を引き起こします。代表的なものは壊疽です.

小範囲であれば外用薬で治療可能ですが,壊疽が進むと切断などの手術が必要になることもあります.


床ずれ

褥瘡(床ずれ)。通院が難しい患者さまには訪問診療も可能です。


湯たんぽによる低温やけど

湯たんぽや使い捨てカイロなどによる「低温やけど」は

「3度熱傷」になる場合が多く,特に下腿はキズが深くなるため治療にも時間がかかります。しばしば皮膚移植など手術が必要になります。


刺青切除(removal of tattoo)

腕の刺青切除
指の刺青切除

日本橋時代から私のところには、就職や結婚など様々な理由で刺青切除をご希望の患者さまが来られます。

手術費用に適切な「相場価格」がないため、患者さまが困っていることにつけこんで法外な手術費用を請求する美容外科医も一部いますのでお気を付け下さい。

青や黒はレーザーで薄くすることは可能ですが、それ以外の色をレーザーで消すことは困難です。レーザー治療は複数回の治療が必要で、範囲が広いと高額になります。たとえ薄くなってもデザインの通りにヤケドあとのようになります。

切り取って縫い縮めたり、皮膚移植をする方が確実に刺青を除去できますし、治療期間が短く、費用も安く済みます。

欠点として何らかのキズあとが残ります。

理想的な刺青切除は、まっすぐな「1本のキズにする」ことですが、皮膚のゆがみ(ドッグイヤー)を少なくするため「Y字」やジグザグのキズにすることもあります。

1本のキズにできない場合は「皮弁形成」が必要なこともありますし、範囲が広いと皮膚移植が必要になることもあります。どのような手術でも数ヶ月~数年かけて徐々に薄くなってはきますが、何かしらの傷あとや多少の凹凸は残ります。刺青除去の範囲、術式によって料金は異なりますので詳細はお問い合わせください。

当院では広告に費用をかけず、保険診療の合間で診療しているため、どこよりも安い料金設定にしています。


当院よりも他院での治療を勧める皮膚病変

1.シミ(日光色素斑)

いわゆるシミにはいくつか種類があります.そのうち前述した脂漏性角化症は当院でも治療していますが,日光色素斑はまず他院でQスイッチレーザーによる治療をお勧めします.レーザーをご希望されない場合は,当院でハイドロキノン・トレチノイン外用療法が可能です(保険外).

 

 

 

2.肝斑は主に頬にできる左右対称性のしみで,女性ホルモンのバランス異常によって出現すると言われています.閉経後に改善する傾向があります.トラネキサム酸内服(薬局で購入可能)やレーザートーニングという治療が有効ですが,当院では行っていません.

 

 

 

 

3.遅発性太田母斑は肝斑に似ていますが,多くは思春期以降に出現し,大粒のそばかすのように見えます.Qスイッチレーザーが有効ですが,当院では行っていません.

 

 

 

4.太田母斑は生まれつき,あるいは思春期前後に濃くなってくる青あざで,左右どちらかに出ます.眼球(白目部分)が青い場合もあります.同様にQスイッチレーザーが有効です.

 


AGA(壮年性脱毛)

AGA(壮年性脱毛)30代

症例.30代. 

初診時すでに他院でプロペシアを処方され、6ヶ月内服したがほとんど変化なかった。

ミノキシジル10mg内服を併用したところ、急速に発毛し、1年ちょっとで驚くべき効果が出ました。現在は週2~3回の内服で十分維持できています。

 

※現在、当院ではミノキシジル内服薬は処方していません。ご希望の方は相談に応じます。

 

 


AGA(壮年性脱毛)40代

症例.40代. 

初診時まで市販の育毛剤などを使っていたそうですが効果なく抜け毛は増える一方。

プロペシアとミノキシジル10mgを併用したところ、著名な発毛がみられましたが、副作用(むくみ、動悸など)も現れたため、ミノキシジルを10mgから5mg、2.5mgへと減量し、副作用もなく薄毛が改善しています。


⇒ 料金表を見る
※現在、ミノキシジルの処方は行っておりません。併用ご希望のかたにつきましては自費診療にてアドバイスは行います。

ただしご自身で個人輸入していただき、自己責任のもとで内服していただきます。

以下、作成中です。もうしばらくお待ちください。

工事中